1億人の英文法はおすすめなのかレビューします。【TOEICor英会話向き?】
英文法の参考書としておすすめされている“1憶人の英文法”についてレビューしたいと思います。全662ページもある参考書ですが、どこがおすすめなのか。どう活用したのかなど含めて紹介します。
本記事でわかること
・1億人の英文法のおすすめポイントがわかる
・1億人の英文法の活用がわかる
1億人の英文法とは
「話すため」の英文法と書いてあるとおり、ネイティブの思考回路や感覚を踏まえながら文法について説明してくれる参考書となっています。
値段は1,800円(税抜き)となっており、662ページの構成です。
筆者の使い方(TOEIC編)
700点以上取りましたが、正直言って本書を使うことは一度もありませんでした。
ネットで「TOEICおすすめ参考書」と検索して購入したにもかかわらずです。
なぜ使わなかったかは3つ理由があります。
①直接TOEICの対策をする本ではない。
→英会話とTOEICは異なる領域の勉強だと思っています。本書の通読を軽くしましたが、「これはTOEIC向けではないな」と感じました。TOEICにおいて「なぜこの文法を使うのか」を理解する必要はないです。
②スタディサプリの英文法授業で十分
→1番の要因です。スタディサプリの英文法授業はTOEIC990点で有名な関先生が講師なのですが、非常に分かりやすいです。700点超えるまでに各項目3回は見直しました。
③TOEICの点数稼ぎ方
→TOEICはリスニング100問・リーディング100問の990点満点で構成されていますが、単純に1問5点とかの配点ではありません。そして、リスニングを勉強したほうが、早く簡単に得点に繋がります。リスニングでは2~3問間違えても満点だったりするので、リスニングを重視して勉強しました。
筆者の使い方(英会話編)
英会話にとってこの本は非常に参考になります。
英会話をやっていると、なぜこの文法を使うんだろうと疑問が出てくる時があります。
I wantとI would like toの違いなどそんなニュアンスが理解できるようになります。
なので、英会話レッスンを受けた後に「なぜ、あの文法を使ったのか」を解説してくれる参考書として使用しています。
また、この本を何回も読み込むことで、英会話レベルは2~3段階上達するとも感じております。私はまだ2回目ですが、1回目読んだ時より頭はかなり整理されますし、600ページ以上ありますが、割と読みやすいのでスラスラ読めます。
TOEIC対策として買った参考書が英会話の方で役立つとは思いもしませんでした。
なのでおすすめの活用法は
英会話>TOEIC
・なぜ、このような英文法の構成になっているのか
・ネイティブはどんな感覚で使っているのか
この辺を理解するのに役立ちます。
最後に、私が感じる注意点を2つ紹介します。
①全くの初心者にはおすすめしない
読みやすいですが、分厚さで挫折するでしょう。また、ある程度の文法が分かったうえでの話も結構あるので、まず、薄くて読みやすい“中学生レベルの英文法”あたりからはじめると良いと思います。
私は↓の本と並行して学習しています。
②難しい項目は飛ばしていい
本書のなかには、重要度別でコラムが出てくるのですが、自分の理解できない項目は飛ばしていいと思います。私も結構飛ばしてますし、もっと上達したら理解できるようになるだろうと軽い気持ちで考えています。最初から各ページ全てを理解する必要はありません。
参考書レビューでした。